共立蒲原総合病院は、富士市に位置し、静岡市、富士市、富士宮市を構成市とする一部事務組合立の公立病院です。
また、一次、二次救急医療の対応を含めた急性期病床、地域包活ケア病床、療養病床を有するケアミックス型の病院であり、地域の医療機関とも連携を図りながら医療を提供しています。
病院の規模は267床です。
今回は、この公立病院の事務長を務める吉田様と総務課の高田様に弊社社員の高井がお話を伺いました。
ドクターズプライムを導入した背景について教えてください。
高田様(以下敬称略):ドクターズプライムを知ったきっかけは、当院院長からの紹介でした。
院長宛てに届いたドクターズプライムの葉書を渡され、ドクターズプライムが救急医療に強い先生の採用を行っている会社だと知りました。
救急医療に特化した人材紹介サービスを今までに経験したことがなく、地域の救急医療を担う当院としては「救急車を断らない医師」はとても魅力的でした。
サービス自体への関心に加え、田さん(弊社代表)の救急医療に対する熱い思いにも惹かれるものがありましたね。
高井:そうなのですね。
弊社代表の田が救急医として働くなかで、医師の怠惰による救急の断りを目の当たりにし、全国の救急車のたらい回しを減らそうと立ち上げたのがドクターズプライムです。ですから、救急医療に対する思いは誰よりも強いと思います。
では、実際に導入に至った経緯を教えていただけますでしょうか?
事務長様(以下事務長):当院も多くの地方病院と同じく医師不足が課題でした。
このため、平日の勤務を考えると自院の医師だけでは救急の当直をまかなえず、外勤の非常勤医師による当直体制を築いています。
平日の当直は定期の非常勤医師で対応していますが、週末や土日祝日はその都度、当院総務課の髙田が窓口になり、様々な紹介会社に募集をかけていました。
しかし、学会シーズンなど季節によっては募集に苦労したり、応募していただいた医師に対する現場(看護師)の評価が悪かったりと、慢性的な課題がありました。
そのような状況があって、ドクターズプライムからの熱心なご紹介もあり、議論検討を重ねて、院長に導入の提案をしました。
慢性的な医師不足を解決する一助とすることも勿論ですが、当医療圏の救急医療に少しでも貢献することが目的です。
そのために、土日祝日を中心に救急医療にも強く、外来診療もできる医師の採用を目指しています。
高井:なるほど、救急体制改善と医師不足改善のためにドクターズプライムでの採用を決めていただいたのですね。
事務長:そうですね。
地域の医療を担う公立病院として、救急の断りを発生させてはいけないという責任感を強く持っているので「救急を断らない医師」は必要不可欠でした。
ドクターズプライム導入後、救急体制は改善されましたでしょうか?
事務長:
はい。ドクターズプライム医師の採用を始めてから、救急の断りが減り、応需率が増加しました。
導入前は全体平均で75%ほどでしたが、ドクターズプライム医師が当直を勤める日の応需率は、平均90.6%になりました。
高井:そうなのですね。以前発生していた救急の断りの主な理由は何だったのでしょうか?
高田:医師が専門外を理由に断るケースが多かったですね。
他の紹介会社から採用していた非常勤医師は当直勤務に限界があり、救急医療全般ができるわけでもなかったので、救急の断りが発生していました。
高井:なるほど。ドクターズプライム導入後、専門外を理由とした救急の断りは減少しましたか?
高田:はい。
ドクターズプライムの先生は幅広い診療科を診られるので、以前は専門外と断ってしまっていた患者様を受け入れられるようになりました。
積極的な応需の結果、平均応需率が15%以上増加したのだと考えています。
ドクターズプライムの医師に対する評価はいかがでしょうか?
事務長:ドクターズプライムの医師への評価はかなり高いです。
ドクターズプライムの医師がいる日は救急の受け入れ数がかなり上がるので、救急隊からも高い評価をもらっています。
また、当直医師の勤務表を救急隊と共有しています。
高井:そうなのですね。看護師さんからの評価はどうでしょうか?
高田:こちらもかなりいいです。
ドクターズプライムの医師の評価表を看護師がつけるのですが、みんな褒めていますね。
特に、看護師に対する思いやりのある行動がすばらしいです。
以前、看護師の一人が評価表に「神!」と書いていたこともありました(笑)
みんなが気持ちよく仕事ができる環境を作ってくれているのはとてもありがたいです。
ドクターズプライム医師から常勤医師への業務引き継ぎに関してはどうですか?
高田:当院は、当直医師の勤務前後を「つなぎ当直」と称した数時間程度の勤務を当院医師が行うことで、切れ目ない当直体制を築いています。
ドクターズプライムの医師はいろいろな病院での勤務経験がある先生が多く、こうした当直体制や業務内容にも迅速に対応してくれるので、とても助かっています。
当院で使用している電子カルテも問題なく使いこなしてくれるので、常勤医師との業務引き継ぎもスムーズです。
高井:そうなのですね。その他に業務引き継ぎに関して意識されていることはありますか?
高田:そうですね。ドクターズプライムの当直マニュアルを使用し、勤務前に医師と勤務内容のすり合わせを行うようにしています。
当直マニュアルによって病院からの共有事項を事前に確認してもらうことができるので、初回業務でも問題なく始めることができています。
また、当院に初めて来られる医師には、休日であっても院内を案内し、必要に応じ電子カルテの説明も行っています。
応募率・応募のスピードに関してはどうですか?
高田:とても満足しています。月に15コマの採用を行っているのですが、応募率はほぼ100%で、医師を採用したところにしっかり応募が入ってくれています。
高井:そうなんですね。応募のスピードはいかがですか?
高田:こちらもとても満足しています。
案件を出すと翌日には大体埋まっているので、絶対に入ってくれるという安心感がありますね。
特に連休はドクターズプライムの先生に入って頂きたいので、早い段階で案件を出し、勤務表を固めています。
以前のように、当直日は迫っているのに担当医師がなかなか決まらないということはほぼなくなりました。
高井:応募率、応募スピード共に満足してくださっているのですね。
高田:はい。なかには当院を気に入ってくださったリピーターの先生も何名かいらっしゃって、枠の奪い合いになっています(笑)
当院の希望に沿った先生方が定期的に入ってくださることで、より良い医療体制が築けていると思います。
共立蒲原総合病院様がもつビジョンについてお聞かせください。
事務長:近年、医師偏在指数の低い医療圏にあって、一病院完結型の医療が難しくなってきています。
だからこそ、当院は働き方改革などを通じて医師の確保定着を進めつつ、地域の医療機関や救急医療センター、救急隊との連携を図り、地域の住民の健康を守るための救急医療に努めていきたいと考えています。
高井:なるほど。ありがとうございます。
これからも医師採用の観点で救急医療の強化をサポートできますと幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
今回は共立蒲原総合病院、吉田様と高田様にご協力いただきました。
医療機関HP:
共立蒲原総合病院様では、ドクターズプライム導入を通じて
を進めていらっしゃいます。
ドクターズプライムでは「救急を断らない医師」採用を通じて病院様の救急体制強化を実現しております。
「救急要請数や救急応需率を2〜3倍に増やしたい」
「常勤医師の負担を増やさずに、救急体制を立て直したい」
以上のようなお悩みをお持ちの病院様は、ぜひ下記のフォームよりご相談くださいませ。